「いつか青い目の人と結婚したいな・・・」
なんて思ったことある人は私だけじゃないはず。
でも実際に、私が結婚した人は、
真っ黒い目で小麦色に焼けた古風なベトナム人でした(笑)
事実婚は考えていなかった私達。早速準備に取り掛かったものの、調べる度に、わからないことがもう・・・出てくるわ出てくるわで・・・大変!!!この記事では、
- ベトナムの結婚手続きの流れが一目でわかる
- どこで何をしたのか経験談がわかる
- 体験して初めて分かった!ベトナム独自事情がわかる
ようになっています。表記は、日本妻とベト夫です。
日本が先?ベトナムが先?
ベトナム人と結婚する場合、2か国に婚姻届けを提出しなければなりません。どちらの国で先に婚姻届を出すのかによって、手続きも変わってきます。
日本先行タイプ
∟(主に日本国内)日本式で婚姻届提出➡➡➡ベトナムに婚姻の事実を反映させる
べトナム先行タイプ
∟(主にベトナム国内)ベトナム式で婚姻届提出➡➡➡日本に婚姻の事実を反映させる
私たちは、二人ともベトナムに住んでいたので、ベトナム先行タイプで婚姻届を提出しました。
ベトナムではどんな手続きをする?
➡以下のような手順を踏みました。
私がベトナム人と結婚した手順①②どのぐらい手続きがかかる?
➡私の場合は8か月でした。
婚姻届準備から提出まで、十分に時間を取っていました。しかし、余分時間(婚姻届け提出のために何も活動してなかった時間)を除いて計算すると、約2か月くらいです(書類郵送待ち、結婚証明書待ち日数含む)。
どのぐらいお金がかかった?
400万ドンくらいでした。
1 必要書類準備 | EMS代/戸籍謄本 30万ドン |
2 婚姻要件具備証明書 | 約50万ドン |
3 上記書類 翻訳 | 約75万ドン |
4 精神診断書 | 約130万ドン |
5 婚姻届提出 | 0ドン |
6 結婚証明書 | 約150万ドン |
7 結婚証明書 翻訳 | 0ドン |
8 日本式婚姻届 | 0円 |
合計 | 430万ドン |
しかし、6.7.はベト夫の地元の人民委員会へ行かなければならないので、その交通費(+@)も入れると、合計で600万ドン弱でした。(日本式の方が安いのかな?)
ベトナムの独特の事情とは?
受付書類は「ベトナム語」のみ!英語不可!
日本領事館から受け取った婚姻具備証明書は英語です。しかし、ベトナム語でないと、人民委員会は受け取ってくれないと情報をベト夫が得て、指定機関において英語からベトナム語に翻訳しました。
なぜ、公式文書の英語が受理されないのか?
恐らく「外国の大使館が発行した正真正銘の公式文書であっても、
ベトナム政府の指定機関の翻訳+ハンコ+サインがないと公式とは認められない」
というベトナム独自のお国柄事情なのではないかと思います(これは推測ですが)。
でも、単純に、ベト夫の地元は「町と村の間」くらいの小さいエリアなので、ベトナム語ONLYだったのかもしれません。都会のホーチミン市なら英語でもよさそう・・・ベト夫の地元によるかもしれないので、要チェック!
婚姻届け提出後に「領収書」が発行される!
ベトナムにいると、(なんとなく)請求されることが多いからか、
【婚姻届を提出し、受理された際に請求書を渡され、支払いを済ませ、領収書を受け取る】
という一連の流れに、さほど疑問を持たなかった私。
でも後日友人に、これを話すと
「婚姻届けに領収書とか、日本なら考えられない!」
と言われて「あ、そうなのか」と気づいたのがこれです。逆に、日本では、お金払わないんですね。日本は結婚も無料でできるのか~。
只、ここに書いたのは、ベト夫の地元での場合です。この金額が安いのか高いのかわかりません。ここはベトナム。おそらく、省や地域によってこの領収金額が違う可能性大!!!こればかりは、ベト夫の地元に従いましょう・・・。
2人の居住地(ホーチミン市)で婚姻届が出せない!
・・・これが一番困りました。知らなかったから、なおさらショックでかかった。
ベトナムでは、ベト夫の住所登録地でないと、手続きできません。二人の居住地がホーチミンでも、ホーチミンでは何もできないという悲しい現実…なので、2度片道6時間かけて地元へ戻る羽目になりました。
・・・しかし、夜行バス乗車中は快適に寝ていられるし、地元へ戻るたびに親戚が増えていった(まだこんなにいるの?って具合)ので、よかったと思います。
まとめ
①ベトナム先行タイプか、日本先行タイプか
➡二人が住んでいる(もしくは今後住む予定になる)国で行う
②ベトナム人と国際結婚する手順
➡こちらをご覧ください。
③期間と費用
➡8か月(実質2か月)と400万ドン
③ベトナム独自事情:
- 受付書類は「ベトナム語」のみ!英語不可!
- 婚姻届け提出後に「領収書」が発行される!
- 2人の居住地(ホーチミン市)で婚姻届が出せない!
ベト夫の配偶者ビザにも絡んでくることから、日本先行タイプは、行政書士に頼んで婚姻届けを提出するカップルも多いそうです。
しかし、ベトナム先行タイプは、日本妻のビザが労働ビザのままであれば、ビザの問題はないし、手続きも時間と労力はかかりますが、なんとかなりました!!!
正直なところ、人民委員会にて結婚証明書を受け取った時、
「私達これから夫婦か~♡♡♡」という気持ちより
「やっと手続き終わったで~(あ~よかった)」と
ほっとした気持ちでいっぱいでした。
これから、ベトナム先行タイプで婚姻届け出される方、
紆余曲折しながら乗り越えた先行例がここにいますので、
二人でプチ喧嘩しながら、頑張ってくださいね!